絵本は、子供が恐らく人生最初に出会う書物です。
子供が自分の意思で出会うのは難しいので、大人が子供と絵本との出会いや、絵本に親しむように心を配る必要があります。絵本を通して本の世界が楽しいものだと子供に理解させることができたら、大人が強制しなくても子供は自発的に絵本、そしてだんだんと文字の多い本に移行して読書に親しみ、いろいろな知識を得て自分の世界を広げていく人間に成長します。
逆に大人の強制で子供の好きでない絵本を押し付け読ませようとしたら、子供は本自体が嫌いになって、読書が大嫌いな人間に成長しかねません。
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では、子供にどういう絵本作品を与えればよいかですが、基本的には子供の好む作品を選ぶのがポイントです。
大人はつい、教育的な作品を子供に読ませたくなります。
それが子供の好みならいいのですが、子供は往々にして大人がちょっと眉をひそめるようなタイプのものを面白いと感じて好むものです。
大人の視点でそんなものは嫌だと排除していけば、子供は大人が読ませようとするものが面白くないことから、絵本そのものが面白くないという先入観を持って、本嫌いになりかねません。
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子供には清濁併せたいろいろな作品に触れさせ、大人も一緒になって読み聞かせ、互いに感想を話し合いたいものです。
その行為自体がコミュニケーションとなって、大人と子供の絆を強めるのに役立ちますし、話し合うことによって子供が好まない作品でも、読み聞かせてくれる大人が楽しんでいる、それなら自分ももっと読んでみようという気になって、子供が自分の好みの作品だけではなく、他の作品も読んでみるきっかけになって、子供の世界を広げる手助けになります。
子供の好みを優先しつつ大人の読ませたい作品もプッシュして、子供の興味を引き、子供の読書の世界を広げるという展望を持って、子供に絵本を読み聞かせたいものです。
それは子供だけでなく大人の世界を広げる行為ともなって、大人の人生も豊かにしてくれます。